2019年11月10日

新しい家族




17年生きた先代の猫、福(ふく)が去年の春に亡くなった。寒い冬を越し、彼が大好きだった春を迎え、家族みんなが揃った夜、静かに眠るように亡くなった。

しばらく、どこからでもニャーと言って出てきそうで寂しくて…

子どもたちに手もお金もかかるから、しばらく猫は飼わないつもりだったんだけど、福の抜けた穴がぽっかりと寂しくて、新しい子を迎えることにした。

里親サイトで申し込んだ5ヶ月の兄妹は偶然にも、ちびさんが産まれる前に暮らしていた蒲郡の猫で、福の故郷だった。縁を結びつけてくれたのかな。

立て続けに大変なことが起こったこの家に、福を運んで欲しいと願って福とつけた先代にちなんで、楽しく笑っていられるようにどたくさんご飯を食べ、同時に産まれたの?ってくらいデッカイ白いオスを楽(たの)、小柄なキジトラのメスを笑(わら)と名づけた。

野良上がりで、自由に外出させていた福と違って、今度は完全室内飼いにするために、ケージを買い、ケージの外に出す時間を調節。

家に来た当初は怯えきって、カリカリも食べなかったけど、2〜3日で別猫のように甘えるようになり、カリカリ食べだした。

イタズラもだんだん本領発揮。

ちびさんが開けた壁の穴に潜り込んでヒヤッとしたり、暴れすぎて猫トイレひっくり返したりビックリするようなこともするけど可愛い。

見ているだけでも癒やされる小さな新しい家族に振り回されながら、大きな癒やしができた。

可愛い、新しい家族たちと、ずっと楽しく笑っていけると良いな。  


Posted by つむたい at 23:19Comments(0)子育て くらし

2019年11月02日

ちびさんの修学旅行

小さい小さいと思っていたちびさんももう小学6年生。京都、奈良の修学旅行に行ってきました。

嫌だ嫌だと行って、参加できるの?大丈夫なの?と気をもんだお姉さまと違って、嫌がる素振りもなく、もどもと空手の合宿で一人のお泊り経験のあるちびさんはなんの心配もない。

心配が無さ過ぎて、修学旅行の前日

「では、僕は明日にそなえて早く寝ます。(。•̀ᴗ-)✧」

とちびさんが寝てしまってから、そういや、修学旅行のしおりをしまってなかったと、ランドセルをさばくるとしおりがない(゜o゜;

学校に忘れた?

起こして確認しようにも、もし本当にわすれたなら、忘れたことを気にして眠れなくなってしまったらかわいそう。でも、しおりはいるよなぁ。明日の集合場所は学校じゃないし、夜だから、学校に取りに行くのも無理。朝一先生に連絡してなんとかしてもらうか?とぐるぐる考えて、近くにいた姉ちゃんに相談。

「ねえ ちびちゃん修学旅行のしおり忘れてきたみたい」

「ばかじゃん あ でも修学旅行ってしおり使ったっけ?ずっとついて歩くだけで、あんまり使った記憶無いだけど。」

「なんか支援級の人数多くて、支援級の子だけの班でずっと先生がついて、部屋も支援級の子だけの部屋らしい」

「それ ぜんぜんしおり無くても大丈夫なパターンだよ」

冷静な姉ちゃんの答えを聞いて、そのまま寝たんだけど、朝起きてきたちびさんに聞いたら

「しおりは先生に預けてある」

心配して損した。付き添いの先生はちびさんが1年生の頃からずっと支援級にいる先生で、姉ちゃんのことを1番理解してくれた恩師。

修学旅行が終わって出迎えたちびさんは、まったく困ることがなく、苦手かなと思った荷物の管理も自分で全部やったらしい。

家に着いたちびさんは、真っ先に

「姉ちゃん これ姉ちゃんのお土産『鹿のふん』!」

修学旅行行く前に、姉ちゃんのお土産何にするかな?アイツ八ツ橋とか食べそうにないし…と考えていたちびさん。姉ちゃんの好きなチョコ系のお菓子で、名前が『鹿のふん』我ながら良い土産を選んだってとこかな。

ばあちゃん家には大きなドーナツを、家族用に八ツ橋を…と出していき、最後にお菓子の箱にしては形が変な箱が出てきた。

これは?と聞くと

「これは自分用!」

中身はなんと宇治茶でした。


修学旅行のお土産にしては渋いものが出てきて笑った。

「なんか美味しそうだと思って」

そういや、君はお茶が好きだった。修学旅行楽しめたみたいで良かった。小さかった君ももうじき小学校を卒業しちゃうんだな。嬉しいような寂しい気がする秋の日でした。  


Posted by つむたい at 23:24Comments(0)子育て くらし