2013年10月12日

発達障害と幼稚園

アスペ姉ちゃんが幼稚園入園を考えていた5年前、うちの園には『発達障害』だと言って入って来る子はいなかったそうだ。

怪しいなって子はたくさんいた。それでもお母さんが気づかない。園としても困ってると相談されると専門機関を紹介したりもできるけど、デリケートな問題だから宣言して入ってきてくれるのはとても助かると。

当時通っていた療育施設の進路相談、発達外来でも「〇〇園に行きます」「〇〇園?聞いた事ないけど大丈夫?」と言う感じだった。

おとなしい自滅型?の姉ちゃんのいろんな事が怖いってパニックに寄り添って姉ちゃんはグッと伸びた。

そして、エネルギー爆発型のちびさん。

言い聞かす、見守るなどの今までにの対応が全く効かない相手に相当手こずったようだ。そして何故かグレーちゃんの割合が増えた?

月ごとに行われる誕生会に立ち歩く子が年々増え、療育施設に勤めだしたお母さんが目撃したのは、ちびさんには理解できない理論で延々と諭そうとする園長先生の姿。

「正直 ガッカリした… あれでは可哀相だわ。私そう思って絵カードを取り入れたらどう?って言ったらほかの子はカード無しで判断して欲しいから使えないって。必要ない子は見やせんわ(-_-#)」

園には今まで、これでやってきたってプライドがある。新しいやり方はなかなか取り入れる気にならなかったのだろう。

そしてどうにもならなくなり「なんか すごい状態ですね(T_T)私、園と連絡取って巡回に行っても良いですか?」と言語の先生が言ってくれて一気に好転した。

巡回訪問が来たのは7月の終わり、8月の誕生会のあと彼女から

「信じられる?誰も立ち歩いてないんだよ。気になる子にピッタリマンツーマンで張り付いてるから…」

気になる子にマンツーマンで張り付く。一見ほかの子は?と思うけど、ここから崩れる怪しい点を抑える事で全体も崩れないのだ。

「私さあ 今回の事で園もすごく学んだと思う。次に入ってくる子たちの財産だと思うよ!ほかのお母さんたちにも知ってもらいたいんだ!」

そうして発達障害の講演会が実現する。

それを聞いたから劇的に何か変わるわけではないだろう。関係ない話をなんで聞かにゃいかんの?と思うかもしれない。でも何かの入口になれば。

面白かったのは、先月発達障害の事で市に懇談にいった時、〇〇園に通っています。

「〇〇園!あそこは障害児の教育に力を入れてますよね」

あれ(・◇・)?いつの間にかその分野で名が売れてる?f^_^;
  


Posted by つむたい at 08:33Comments(0)子育て くらし